先月、私にとってこの先一生忘れることができない、深い喪失感と悲しみにみまわれて、正直心の整理が出来ずにいましたが、時間と日常の暮らしはその言いようのない無情さを救ってくれています。 ほんの少しですが、昨年の震災に見舞われて苦しみに耐えている方々のどうにもならない暗闇の中の失望を、理解できるような気が致しました。 もちろん、比べられないくらいの痛みの中にいて、これからも忘れることも、逃れることもできない方々の事を思えば、わかった様な言い方は失礼になるとは思いますが、今を必死で生き抜いているその事が、私のいつもの日々を取り戻す、支えでもあったのは事実です。
3月11日で一年が経ちますが、更にこれからが復興への足がかりとして、大切な時期を迎えると思います。 政府や東電の発表するニュースに、全く納得がいかない毎日ですが、それでも被災した方々が強く生きていくことを願ってやみません。