きっかけ     2011

パートナーが必要
パートナーが必要

物事を決断する時に、それぞれきっかけがあると思いますが、例えば結婚を決めるきっかけとなった事も、その時は気付かなくても、後々ふり返った時に、「あれがきっかけ」だったかも、と思える事がきっとあるはずです。
私の場合は、大きな理由の一つは「子供が欲しい」と強く思った事。 結婚適齢期はそれぞれ違い、これだけの高齢化社会となった今、結婚を考えられる時期の可能性は明らかに以前より長くなってきています。女性の社会進出の高さを考えてみても、環境が変化した分随分と選択肢も増えたのかもしれません。 外資系の銀行で働いていた当時、お手本となる同僚の女性達も実に良く、働いていましたし、家庭の事、子育てをこなしながら、キャリアを積んでいる姿を見ていたので、結婚して子供を産み育てる事が、身近な事として考えられたのです。 だだ、子供を産む為の年齢はやはり制限があり、子育てを考えても20代に結婚したい、と思っていました。 その時に相手に求めていたものは、健康であること、どんな場所、国でも生き抜いて行ける強さを持っている事。これが、私にとっての大切な結婚相手への変える事の出来ない「条件」でした。 そう決めると、付き合う相手を見る目も当然、変わって来て毎日この人と朝食を食べたり、父親としてどうだろうか?と想像してみたり、10年後、20年後、30年後も一緒に居たい相手だろうかと、自問したりと、それまでの「一緒に居て楽しい相手」から「長い目で見て、付き合って行ける相手」へとシフトチェンジして行ったように思います。 結婚が恋愛の延長線上にあるとは思えなかったのです。
恋愛関係なら「いずれは別れてしまうかもしれない相手」でも十分良かったのです。 しかし、結婚の相手となるとそうはいきません。「死が互いを分つまで」一緒に居る相手であるわけですから、慎重にならざるえませんし、私が生む子供の父親でもあるのです。
一緒に、命を育てていける「健やかで強く、賢い人」を望むのは当然の事でしょう。 勿論、相手がある事ですから、相手の望む「わたし」であっての事ですが。


そして、もう一つのきっかけ。 それは、何て事の無い日常の中に、ふと気付いたメッセージの様に、今思い起こしても可笑しな思いつきで、ばかげた決心とも言えます。 

ワンピ-スを着ようとして、背中のファスナーに手を回し金具を止め、鏡で後ろ姿を確認していた時にふと、まるで素晴らしい決心でもするかのように思いついたのです。 「これは、夫にしてもらいたい事だわ。ファスナーを上げるのも、金具を止めるのも。 自分ひとりでこの動作をするなんて、絶対嫌だ」と。 何とも理不尽で自分勝手な決心ですが、その時は強く願っていたわけです。
冷静に考えれば、たとえ結婚していても、いつも夫となった人が、背中に張り付いていてくれるわけでもないのですから、一人で止める回数は多いかもしれないのに。 それでも、その理不尽でくだらない決心は、間違いなく結婚する事へのきっかけとなり、後押しを手伝ってくれたわけです。 現に今も、ワンピースのファスナーの上げ下げは「夫」の役割となっているのですから。

 

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