2010年 Miyuki Blog

2010~ ☆クリスマスコンサート 音楽とのランデブー☆ ~

戸澤哲夫~リサイタル・ロマンチッククリスマス~
戸澤哲夫~リサイタル・ロマンチッククリスマス~

クリスマス、音楽とのランデブー《rendez-vous》

2010年もいよいよラストスパート。 師走とはよく行ったもので、本当に僧侶も年末の仏事を無事務める為に慌ただしくなる様に(諸説あるのでしょうが)まるで一カ月は駆け抜けるような忙しさです。
多分、年を重ねた結果一年がとても速く感じるのかもしれませんが。 12月23日天皇誕生日のお祝いの日に、わたくしといつもお世話になっているグリーンパレス飛鳥さんとの共催となる「クラシックコンサート」を無事終了する事が出来ました。今回が第二回目となり、聴きにいらして下さった皆様の応援と演奏者の方々のご協力を頂いての開催でした。
4月の第一弾「戸澤哲夫ヴァイオリン名曲リサイタル」の時には、常連の方々も、始めてクラシックをライブで聞かれた方々も、本当に心から楽しんで下さり、直ぐにリクエストを頂き、シリーズ化する事が決まりました。 第一回目はこの地での最初のコンサートでしたので、出来るだけ耳馴染みの良いものを曲目に選んで頂きましたが、そこでの皆様の集中と興奮は驚くほど心地よい緊張となって、私にひしひしと伝わって参りました。 正直最初は、演奏者お二人の素晴らしさは十分承知していても、初めてのお客様の反応は想像できませんでした。 それが、こちらの想像や想いを超えた応援の反響に、非常に嬉しい驚きと、感謝を致しました。
第二回目は、曲目にもバッハの無伴奏パルティ―タ第3番Ⅰ~Ⅵ、ベートーヴェン・ヴァイオリンソナタと一層深みを増し、聴く側もこのシリーズを通して、クラシック音楽が身近なものとなっていく事ができるのではないでしょうか。 
それにしても、冬の凛とした空気の中でのヴァイオリンとピアノの音色は、何と心地良いのでしょう。 その、緊張と解放の絶妙さは、音楽に身を委ねる大きな喜びの一つでもあります。パガニーニのカンタービレから始まり、ドリーブの楽しく可愛らしいピチカート、ヴィヴァルディの冬。いづれもどこかで聴いた事のある、名曲ではありますが、目の前で聴くのとCDやTVから流れてくる音楽とは、こんなにも印象が違ってくるのか!と感じました。 冬の雨音と暖炉の様子や、激しく吹雪く外の景色は、目の前に展開される映像の様に鮮やかで、激しさや、暖かさを観客が同時に感じたような一体感をもたらしていました。 特に無伴奏の一気に息を詰めて、音と弓の動きに全員が細い一本の糸になったように張りつめ、緊張を高めて行く時の何とも言われぬ、至高の喜びと興奮。音楽の旋律が目に見える一瞬でもあります。
それを、多くの方々と共有出来た事の幸運、幸福。何物にも代えがたい、クリスマスの最高の贈り物となりました。 来年から更に、多くの方々とこの喜びの時間を分かち合いたいと願って、シリーズを深めていきたいと思っております。 
寒い中遠くからわざわざ足を運んで下さった皆様、いつまでも凍える寒さの中で最後までお客様を見送って下さったヴァイオリニストの戸澤様、ピアニストの小川様。 この暖かい光景を見つめつつ、悲惨な事件も災害も、強く生き抜いて行く事の勇気につながって行くような、エネルギーを与えて下さいました。
私にも、これからすべきことが少しずつ分かってきたように思います。 さあ、2011年どのような年になるのか、本当に楽しみになってまいりました。 来年も、イベントが続々決まりつつあるので、出来るだけ多くの方々とお会いできることを喜びとして、新しき年に思いを馳せています。 どうか皆様、お体に気をつけて良いお年をお迎え下さいませ。いつかどこかで、きっとお会いいたしましょう。

 

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