視野      2010

先週から今週にかけて、イベントが続きました。
それぞれは、全く違ったコンセプトなのでいらっしゃる方々の目的は違うのですが、共通点もあります。自分の行動で参加したという事、そして、人との出会いが必ず生まれるという事です。イロハかるたの最初は「犬も歩けば棒にあたる」ですが、人が行動すれば人に行きつき、何かしらの変化や次へのステップが生まれてくるものです。
行動も、自分からの発信もなければ他者と繋がる「ツール」はかなり限られてきて、創り出す世界も限界があるかもしれません。勿論、一人が創り出せる世界が小さい訳ではありませんが、多くの人と関わり合い、創造する方が可能性が何十倍何百倍にも広がっていく様は、算数の数式以上の広がりがあると思います。
現在は、メールやネット上でのやり取りと出会いが、今この一瞬の間にも、数え切れないほどの人々の間で交わされ、通信上の交際が盛んです。しかし、それでも現実にその「相手」と会うのと、通信と写真、動画上で知る「相手」との間には絶対的な、迫力と全ての感性に訴えてくる、圧倒的な情報量に大きな差があります。
自分の生活、日常の中に他者が存在し、他者の中にも「私」即ち自分が存在する。大切な人であれば、それは大切な引き出しの中に慈しみながら存在し、嫌な思い出の中に住む人々は、そのように区分けされた引き出しの中に、仕舞われる。自分以外の人々の引き出しは、勝手に手を出して整理出来ないけれど、少なくとも自分の引き出しの中はどのようにもコントロール出来、引き出しの中身も入れ替えられます。時々は、その中身を、視野を広げて整理してみて、新たな気持ちで受け止めて見ると、そこには違った新しい見方、考え方があるかもしれません。最初の出会いで受けた印象と、成長した今の「自分」は受け止め方に大きな変化があるかもしれないのです。その時、願わくば多くの愛の引き出しを持ち、季節の変わり目に衣類を整理し入れ替えをするように、その度毎に、その引き出しが多くなる事を、その中身が深みを増し豊になる事を。
それには、いづれにせよ多くの経験をする為のチャレンジ、行動の絶対量を増やすことは大切になってくるでしょう。沢山の引き出しを一生の間にどのくらい作り出せるかは、ここに鍵があるのかも知れません。

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