小西克哉&武田一顯記者憂国放談1   2010

イベントの仕事を始めてから一年と少し。小さなものも含めれば月に1~2回は何らかの企画開催を、続けてきましたが、同時に勉強も含めいろいろなイベント、コンサート、芝居なども出来るだけ観に行くようにしました。その中で、今まで知らない世界の方々とお会いすることも出来、実りの多い一年でした。ありがたいことです。銀座でのイベントも、縁と縁がつながって、異種混合イベント開催となりました。兎に角、何もかもが初めてなので、どのようになるかは、現時点では想像もつかないのですが、皆様が興味を持って下さって、それぞれのパフォーマンスを楽しみ、満足して頂けたらとても嬉しいなと思っています。 
そして、一昨日の夜(8月1日)のトークライブ「憂国放談ーニュースさかさめがね vol.1」小西克哉&武田一顕両氏の政治とマスコミの裏側放談は、実に面白かった。メディアには流せない事も、トークライブの場であればかなり「放談」出来るという事もあり、興味が尽きずもっともっと聴きたかった。出来れば、毎月のライブにしてほしいくらいでした。ラジオやテレビではスポンサー、宗教、政治の縛りがあり(実際はもっと、怪しく危ない人々も)深い報道や裏側の事情(真実)は一切表には出てこなかったりします。それがトークライブだと、大分自由な発言が出来「他言無用」となれば、多少の偏り、乱暴さもパーソナルな魅力がにじみ出て、ファンにとってはこの上なくワクワクする楽しさです。鳩山首相退陣の裏話、小沢一郎という人、マスコミ報道の不可思議。何とも政治は魑魅魍魎。後半、参加者からの質問コーナーがあり、ミーハーな私は「こりゃ、質問読んでもらわにゃ面白うないわい」と、考えた末「政治家として力量のある人、期待できる人は誰ですか?もし、いないとしたら、この日本の危機に何故出てこないのか(憂国)」と、質問用紙に書いて出したのでした。もちろん勝算ありありの、無難でしかも未来に繋がりそうな質問。最後締めの質問となった事で、かなり満足。そしてその答えは、詳しくは書けませんが結局のところ、小沢さんと言う人はジャーナリストにとっても、政治記者にとってもかなり興味深い人だという事が分かり、多分一般人には全く知らされない小沢ドクトリン、小沢セオリー、イデオロギーがあるのでしょう。 武田一顕記者は、「小沢言語の忖度」に付いて話した後、小沢さんと言う人は、何故ハッキリと指示、主張、考えを明らかにしないのか、との問いに「政治とはそういうものだ」と答えていらっしゃいました。政治家に必要な資質はいろいろあるが、交渉事はその中でも重要な一つ。発言の中に、必ず幾つかは曖昧な、どのようにも取れる言い方をして、相手の出方、世論の反応を伺ったうえで、ぬけぬけと言い抜けたりひっくり返したりをしていくのは当たり前で、いちいち正直に応えている馬鹿はいないという訳だ。確かに、その通りである。
プロの政治家なれば、どのような時にも、次の一言に詰まる様な事があってはならず、人睨みで相手を黙らせることも、懐柔する事も、人をたらしこむ事も出来ないでどうするという事でしょう。不思議なのは、小沢さんの後継者は武田記者に言わせると「いない」ということでしたが、自身は田中派後継者のひとりでありながら、結局小沢さんは自分の後継者を作る事は出来なかったのか、作る気もなかったのか。彼の下からいずれ皆去って行く理由の、分析をお聞きしたかったが。小西さんのプチ思想遍歴披露において、田中角栄の流れから当然のごとく、小室直樹氏と立花隆両氏の名前が出てきて、ロッキード事件で対峙する二人の間に思想的に挟まって「どうしたらいいの」ってな感じで・・・・と笑いをとっていましたが、そうか!と少ない知識と脳味噌で考えたのだが、宮台真司氏は勿論の事、武田記者も、小西さんも、小室氏の流れを受け継いでいるのだなとぼんやりと思ったのですね。政治家と市民の道義は違い、清廉潔白な人間が政治家になるのではなく、政治力のある人間が政治をやればいいと、国民の豊かさと、政治家の身の潔白とは何ら関係ないのだ!という事。たぶん、それは多くの国民が感じていることだと思う。そりゃそうだよ。清廉潔白な正直者、愛人も作らなきゃ、収賄もない、でも、馬鹿は、政治家には向かない。
ただ、立花隆氏の名前が出た時の「失笑」は、悲しかった。だって、彼は私の最初の知的部門アイドル一号だったから。軽佻浮薄ミーちゃんハーちゃん寄っといでのあたいの青春時代は、ちょうどロッキード事件あたりから始まっていたように感じます。小学生の時が、日本列島改造論で土地の高騰があり、我が家は山を一つ売って生活がかなり楽になった。その後ロッキード事件が来て、私の誕生日あたりで角栄さんの辞任。院政を布いていた頃、おじいちゃん二人が出てきて、ほーほ―言っていたような。兎に角インフレと土地の高騰で俄かに、怪しく賑わっていた頃、まだ、おばさん顔じゃなかった立花さんが、注目され始まった訳で、何となく正義の人という認識とやたらと冷静に論破していく「頭良さそうだ~この人」と、頭悪そうな当時の私はすっかり憧れてしまったのでした。 確かに、立花氏は年を取ったなと思いますが、それは要するに私の青春時代もはるか遠くになったという事なんですね。 次回トークライブVol.2は10月3日の予定だそうですが、今から楽しみです。その間にもしかしたら・・・・・・・あるかも。

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