恋のスパイス ~ 男のセクシーさ ~   2010

 恋のスパイスについては、ユーモア、ジェラシーを書きましたが、今回はセクシーさについてです。 セクシーさ、いわゆるセックスアピールですね。 男女ともにこの魅力が皆無だとすると、相当自分の遺伝子を残すことは困難になってくるかもしれません。
もっと踏み込んで言うのであれば、自分の子孫を残す本能を持っているのであれば、どんな形でも異性へのセックスアピールがあるはずだ、ということです。 

まず、男性のセクシーさについて。 生命力の強さを見せつけ、出来るだけ生存競争に耐え得る遺伝子を持った男である事をアピールするのに、背の高さ、筋肉の付き具合、俊敏に動く能力、物を持ち上げるパワー、視力、聴力、嗅覚、触感、味覚、記憶力、観察力、洞察力、判断力、冷静さ、行動力、知識etc.・・・・・・ まだまだ、挙げだしたらきりがありません。 遺伝子によるものに関しては、どうにもならない事ですが、後天的にいくらでも身につけられるものもたくさんあります。 男性のセクシーさとは、全てではないにしても、如何に自分の種が優れているかのアピールでもある訳ですから、肉体的、精神的強さと魅力を強調する事が必要になってくると思います。 ダルビッシュッ有、イチロー、室伏広治、福山雅治、ベッカム、ロナウド、バラク・オバマと思いつくままに、有名人を書いてみたが、背が高く、指が長く、シンメトリーに近い(体の細部にいたってかどうかは、残念ながら調べられないのですが)いわゆる男性的魅力に溢れた、セクシーで、運動能力、瞬発力が高く、いかにも優秀な遺伝子を持っていそうな人達です。 間違いなく、街に放てば女性が群がるであろう男達。 動物行動学や遺伝子についての著述を多数出版していらっしゃる、竹内久美子氏の本の中にも沢山のもてる動物が出てきますが、隅々まで伸びやかに成長が行き届き(つまり、背、体、羽が十分に伸びきって、手,足,羽が長い)鳴く声が大きいとか、長く息を出来る、体力がある、巣を作るのが上手など、動物の一員である人間とも全く共通のモテ要素が他の動物にも同様にあるということです。 ちなみに、竹内氏は「左利きの男」に関しても触れていて、左利きの男は右脳が発達しており、テストステロン(男性ホルモンの一種)レヴェルが高く、よって生殖能力が高いと解説されています(オバマ氏、王貞治氏は左利き)。 だから、女性には結構左利きにセクシーさを感じると言う人が多いのも、これが一因かもしれません。
しかし、いきなり左利きになって、セクシーさをアピールしたり、必用もないのに運動能力を誇示したりする訳にもいかず、ましてや、背を高くすることは不可能です。 ならば、一般的には何が、そして、どこで自分をアピールすればよいのでしょうか。 日常の中での男の色っぽさはどこに潜んでいるのでしょう? 結論は、「至る所に」「あらゆる瞬間」「あらゆる状況」の中にあるのではないでしょうか。 
ワイシャツの袖をまくる仕草、ネクタイを緩める仕草、メガネのブリッジをを中指で上げる、車の運転、本を読んでいる時、笑っている時、ジョギングしている時、今は肩身が狭くなりましたが、煙草を吸う仕草と、兎に角女性たちはあらゆるところで「グッ」ときているのです。 これこそ、人によって全く違う感性を持っているので、それぞれ違う所を「カッコいい」「セクシー」「イケてる」と感じているはずです。 随分昔の話になりますが、「小さな恋のメロディ」を小学生の時に観て、マーク・レスター(M.ジャクソンの子供達の代父母としても最近話題に。)のあまりの可愛さに大ファンになったのですが、この映画の中で女の子達が(11歳の設定)お墓の秘密の集合場所でミック・ジャガーのポスターにキスをするシーンが出てきて、彼はセクシーよね!というような事をうっとりとしながら言っているのを見て、当時小学校4年生の私には、全く理解が出来ませんでした。 ミック・ジャガーと言う人についてはおぼろげに知ってはいましたが、どう見ても、どう勘違いしようとしても全く、好きになれないどころか、たらこのような唇に恐怖さえ感じていました。 だから、このイギリスのパブリックスクールの女の子達のセンスには、ついて行けずヨーロッパは、あんな不細工が格好いいのか?とビックリしたものでした。 (むしろ同じ不細工なら、共演のジャック・ワイルドの方が、よっぽどセクシーだ!と思っていました。) 何せ、当時の私のアイドルはクラーク・ゲーブルと王貞治選手でしたから。 
勿論、有名人は特別だとしても女性は、思わぬところにセクシーさを見出してくるものです。 普通の生活の中に潜む色っぽさは、本人が全く意識しないところにある事も心の隅に留めておい頂きたいし、意識してすると逆に、喜劇になってしまうかもしれません。 
日々習慣にしている事、得意な事、専門の事、仕事中、集中している時、楽しんでいる時、誰かを愛している時。 普通の何気ない仕草、言動の中にこそ、それは存在し、自信に満ちた喜びが、如何に沢山もっているか、経験しているかが、「男のセクシー」さの見せどころなのでしょう。

 

 

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