もてない男、続かない女(2)     2010

(2)続かない女

付き合っている男性と長続きしない、女性からの相談事NO.1かもしれません。都会と田舎では結婚を望む独身男女(20代~40代)の状況が違うかもしれませんが、田舎では「選ぶ」のはほぼ女性側の権利と言っていいようです。 男女の数が圧倒的に違うのです。 なので「もてない」私と言うのは田舎においては少ないのです。 
告白してきた相手を好きかどうかは別としても、全く申し込みが無いという女の人は、少なくとも私の周りでは皆無です。 それが、バツ一もしくは、バツ二の子持ちであってもです。 年齢も女性ならば50代でも、望めば結婚相手を探すことはそれほど大変なことではありませんが、男性だと限りなく0%に近いのが実情です。
女性がYESと言えば、直ぐに付き合いが始まりますが、問題は3回目以降のデートです。 ここからが、女性にとっての正念場。 スタートはさほど難しくなくても、会うごとにメッキは剥れ無理は続かず、相手に求める事のみ多くなり、年齢が上がれば上がる程他者と比べ、条件を並べ始める。 20代最初の頃のように、経験値が低ければ、以前にも書きましたが少しあやふやで、非現実的な「恋愛」の夢を持っているが故に、幻と錯覚のうちに結婚の節目までたどり着けるかもしれませんが、結婚が恋愛の延長線上にない事を実感としてリアルに分かってくると、条件を厳しく出してきたりします。 夫の両親との同居は無理、子供は一人、仕事は続けたい、もしくは止めたい、となれば年収はXXXXはほしい、務めている会社のランク、自営は嫌、農業なんて論外など。 圧倒されるほどそれぞれが、それぞれの条件を列挙して来るわけです。 気持は分かりますが、条件を満たす人を待っていても、白馬に乗った王子を待つのと同様、決してそんな100点満点の人がやってくる事は無いし、どこかに実在していたとしても今度は、相手が選ばないかもしれません。 長続きしないのは当然なのです。 ドアをどんどん狭くして、相手を締め出せば去っていくことになるのは自明の理。 考え感じなければいけないのは、一体相手とどういった状況を築き上げたいのか、相手にしてもらえる事ではなく、相手に出来る事は何なのかという事だと思うのです。
心理学での結婚適齢期は「独身生活が最も充実した時」だと言います。 自分の中の不足分、不満足、不十分を他人の力、存在で補おうとすると必ずバランスを崩すことになります。 他人によって欲求を満たしてもらうことは出来ない、と腹を括る事が出来れば、何をすべきか、どの状態が自分にとって心地よいと感じられるのかがか具体化して来るはずです。
長続きする事がいい事だとは言いませんが、本当の意味で他人を知るにはやはりある程度の時間が必要です。 知る、知ってもらう為の忍耐と客観性と思いやり。 これを鍛える事は、自分への挑戦かもしれません。

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