もてない男続かない女 (1)     2010


相談事のトップ5に確実に入ってくるのが、今回のタイトル。 「俺(僕)もてないんですよ。結局デートに誘っても断られるし、もし、一度デート出来ても次が無いんです。アドレス交換してメール送っても、無視される事の方が多いんです。」
もてない理由は、いろいろあるでしょうが、第一に見た目。 既に常識となっていると思いますが、人は見た目で8割~9割をその人の「印象」として記憶し、脳のカテゴリー(ランク、イメージ、好き嫌い)の中にしまいこんでしまう。 その引き出しを再び開けさせ、違うもっと上のランクの引き出しに入れ直してもらうには、かなりの努力が必要なのです。 悪印象を挽回しようと無理やり引き出しをこじ開けようとすると、大概の引き出しは更に軋み、開ける事を拒みます。 だから、シチュエーションがパーティ会場、結婚式場のお呼ばれ、イベントの参加、旅行先での出会いなど、一発勝負の場では見た目、第一印象が全てになってくるのです。 これは、まるで訪問販売の営業みたいなもので、最初の言葉遣い、笑顔、声のトーン、雰囲気、相手のタイプを察知する鋭い能力でドアを開けてもらえるか、インターホンで冷たく断られるかが決まります。 「もてない」のは営業下手と言ってもいいかもしれません。 自分を営業すると考えれば、商品を如何に良く見せるかが腕の見せ所。 その大切なポイントをないがしろにして、相手(客)に無理やり商品を認めさせ押しつけ買わせるのは、悪徳商売。 客が(自分から)買ってみたい、使ってみたい、試してみたい、見てみたいと思わせられれば、売り手と買い手の関係は理想的な状態になり、その後のネゴシエーョン、コミュニケーションに大きく影響して来るわけです。 「もてない」=「買い手がつかない、興味を持ってもらえない」ならば、埃だらけで店頭に飾ってある商品を丁寧に磨き上げ、目を引くコピーを考え、客に良く見えるような場所、位置を考え、アイデアをしぼるのは当たり前でしょう。 財布のひもを緩めさせるのはそう簡単なことではないように、心を掴むには面倒がらずちゃんと努力しないといけないわけです。 自分を商品と見なすとは随分と乱暴な言い方もしれませんが、日常のあらゆる場面で「売り込み」をかけなければならないシーンが出てくるはずです。 時には穏やかに、時には激しく、そしてある時は熾烈を極める場面もあるでしょう。 だからこそ、人間関係に疲れて生きる気力さえ無くすこともある訳です。 自分自身から離れる事は出来ず、大切で愛しているからこそ、その価値を認めてもらい、同じように愛してもらいたい、そして叶わない思いに苦しむ。 この繰り返しの中から、商品(自分)の本当の価値を見出し揺ぎ無い自信と、アピール、上手な営業を獲得していくのではないでしょうか。 プロの営業マンになるには、まずは数をこなす事、ターゲットとマーケットリサーチ、セールスストラテジー、これに尽きると思います。  つづく→(2)続かない女

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